留学ってつらそうなイメージだけど実際どうなんだろう
3年ぐらい経つと楽しいって思えるようになるけど、やっぱり最初の頃は勉強とか人間関係とか文化の違いとかですごく悩んだかな。
アメリカ留学してから3年半が経過して、3年前には考えられなかったぐらいアメリカで生活するのが楽しいと感じていますが、ここまで来るのに留学を辞めたくなったことも何度かありました。
この記事では
留学を始める前は、どれぐらい厳しい世界なのか知らなかったので、厳しさを考えていませんでしたが、もし今、私の友達でアメリカに留学したいと考えている方がいたら、楽しい面だけではなくて厳しい面もしっかりと伝えると思います。
元々のその方の英語力にもよりますが、言語以外の要素でやっぱり帰りたくなる時がすごくあったので、私が体験したことと、どうやって対処したのかについて書いていきたいと思います。
辛かったこと1. 友達を作るのに苦労する
私が1年生の時はちょうどコロナ禍で全ての授業がオンラインだったので、人に会う機会がなく、友達を作るのが難しかったです。
理由は
- コロナ禍で全ての授業がハイブリットだった上に、基本的に誰も教室に行っていなかった
- グループワークなどもなく人と関わる機会が制限されていた
- フットボールの試合などのイベントも全てなかったので知っている人としか関わる機会がなかった
からです。
コロナが緩和されて、私の大学はコロナの前と同じようにマスク着用不可で生活できていますが、それでもやっぱり日本の大学で日本人の友達を作るよりは遥かに難しいなと感じます。2年前ぐらいは、日本の大学だったらもっと簡単に友達作れるのになって思っていたた時期もありました。
でも大学のイベントに積極的に参加したり、キャンパス内でバイトを始めたりしていくうちに段々と交流が広がっていったので、積極的にイベントとかバイトとかでいろんな人に会う環境を自分から作っていくといいと思います。
あとは授業のグループワークがあったらその子たちと積極的に反すように心がけるといいかなって思いました!
辛かったこと2. 本当に自分の専攻があっているのか悩む
これは結構私の周りでも悩んでいる人が多かったです。日本は大学に入学する前に専攻を決めたら途中で変えるのって一般的ではないと思います。ですが、アメリカの大学は専攻を簡単に変えることができます。留年っていう概念がないので、専攻を途中で変えて卒業が少し遅れる人も多いです。
自分の専攻を途中で簡単に変えられる分、本当にこれでいいのかなって思った時は何度かありました。
専攻を悩む理由
- 自分の専攻をマーケティングのように細かく決めたとしても、他のビジネスの授業をたくさん取らなければいけない
- ほとんどの生徒が自分が好きな科目を専攻にしている&どのクラスも課題が多いので自分のとっている授業が好きでないとモチベーションを上げるのが厳しい
私はマーケティングを専攻していて、2年生の終わりまで本格的にマーケティングの授業を取ったことがありませんでした。理由は、英語の授業とか、必須科目を取らなければいけなかったので2年生の後半でマーケティングの授業を始めて取りました。
それまでは経済とか会計などの授業を取ったりしていましたが、どちらとも難しくて、そこで本当にマーケティング専攻にしてよかったのかなって悩みました。
私は文学の授業を取ったいた時に、答えが基本的に決まっているビジネスの授業の方が簡単だし自分にあっているなとすごく感じました。
逆を言えば、さまざまなクラスを取らないといけない分、何が自分にあっているのかを探すことができると思います。
辛かったこと3. 宿題が多い
上の画像のように学校の授業のアプリから宿題をスケジュールで見ることができます。現在はあまり宿題が多くないですが、平日に少しと日曜日に5個以上あった時がありました。
これが1番私はきついなと思うことかもしれません。教授や授業にもよりますが、大体5クラスとってると合計で10個ぐらいは1週間に宿題があります。
それも全て自分の専攻のクラスならまだ楽ですが、ビジネスの専攻でもアートのクラス、サイエンス、数学など、自分がそんなに興味のないクラスも取らないといけないのでそこがきついなと感じました。
特に、サイエンスとかは日本では習ったけど英語で習ってないから単語がわからない。でも自分の興味のある分野ではないから単語を覚えるのにもやりたくないなって思う時があったりして。
でもいろんな知識をつけたり他の分野の英単語を学ぶきっかけになったのでよかったとは思います。
なんとかなるぐらいの気持ちが大事
一時期宿題に対してやる気が出なかった時は、ほぼ毎回ギリギリで宿題を提出していました。11:59分の課題を11:58分に提出した時もありました。
アメリカに留学当初は予定立てて前もって宿題を終わらせようって思っていたけど結構現地の学生とかもギリギリで提出しているのを知ってよくないですが、ギリギリで出すことが多かった時期がありました。
確かに予定を決めて宿題を進めていくことは大事だと思いますが、そこにストレスになっていた時期が私はあったので、『まだ期限まで時間あるから大丈夫』ぐらいの気持ちで生活した方がプレッシャーをあまり感じずに過ごせるのかなって思います。
あとはほとんどの学生がAを取ることを目標にしていて、留学生とかは特にGPAが3.8以上ある人はたくさんいます。Aを絶対とるっていう目標を持つことはいいことだと思いますが、Bをとったら終わりって思ってしまうと、それもストレスになったり、Bだったから全然ダメみたいな感覚になってしまうとメンタル的にあまりよくないので、Bも頑張ったからいいじゃんぐらいの気持ちで生活することが大切です。
辛かったこと4. 文化の違いに苦しむ
これは他国で生活するにあたって避けては通れない壁だと思います。最初の1~2年は、文化の違いを感じるのは当たり前だからって思えるのでそこまで文化の違いが苦に感じることはありません。
ですが、2〜3年になって2年目までは知らなかったアメリカの部分がもっと見えるようになって、その日本とアメリカの文化の違いのギャップの広さに疲れることが多々ありました。
日本だったら、例え東京出身の人と九州出身の人がアメリカの大学で会ったとしても、文化が一緒なので育ってきた環境は違っても物事に対する考え方などはやっぱり共感できる部分が多いと思います。
でも、いろんな国の人たちと一緒にいると、考え方が全然違くて、それもすごくいい経験にはなりますが、私は1年前ぐらい、友達とニュースなどの話をしたときに意見が全然合わないことがあって、疲れたなって思うときはありました。
辛かったこと5. 日本に帰りたくなる
これは一番感じました。特に1年生と2年生の時は冬休みと夏休みが早く来て早く日本に帰りたいってずっと思ってました。
日本の大学にいるときは日本語が使えるし食べ物も文化も自分にとって何も不自由なく暮らせるのが当たり前だったけど、アメリカだとその当たり前がなくなって英語とか文化とか授業とか日本にいたら感じないような不安を感じることが多々ありました。
毎日授業行って、バイトして、宿題に追われてを繰り返してて、2年生の春学期の時は本気でずっと日本に帰りたいって思ってました。
20年間ぐらいずっと日本で過ごしていきなり住んだことがない国で生活をするのは考えてる以上に大変で、常に早くこの学期終わらないかなって思ってました。
最後に
ここまで留学することの大変さを書きましたが、これはあくまでも私の体験談と私の友達が感じたことを重ね合わせたものなので、全ての人が体験するわけではないかもしれません。ですが、留学する際に、こういう厳しい面もあってそれを乗り越えられる覚悟がないと留学してきついなって思った時に乗り越えるのが辛いのかなって思います。
私は何も知らないで留学したいっていう思いだけでアメリカに来て辛かったことがすごくあったのであらかじめ心構えできてたら、『そういうことも起こるかもしれないけど頑張ろう』っていう気持ちで過ごせたなって思います。
- 友達を積極的に作る
- 色々な授業をとって好きな分野を見つける
- 宿題が多くても大丈夫という余裕を持つ&成績が少し下がったとしても落ち込まないようにする
- 文化の違いは慣れていくうちにあまり違和感を感じなくなります。
- 日本に帰りたくなったら帰ることで、アメリカにいるときの生活を客観的に見ることができるのでいいと思いますが、アメリカでしか味わうことができないことを見るようにすることで留学生活を楽しむことができると思います
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