アメリカの大学生でインターンをする場合、ビザってどうなるんだろう?週20時間以上でもキャンパス外でも働くことってできるのかな。。。
アメリカはビザが厳しくて、留学生が働く場合、色々な条件があるけど、インターンでフルタイムで働くことはそこまで難しくないよ。今回はインターンのビザのプロセスについて紹介していくね
アメリカの大学では、留学生は、セメスターの期間は週に20時間以内で大学の中でのみ働くことができます。長期休暇などの間は、週40時間まで大学で働くことが可能となります。アメリカでアルバイト方法はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
アメリカの大学でインターンをする方法
アメリカでアルバイトや仕事をする場合に、SSN(Social Security Number)というマイナンバーのようなものが必要になります。SSNの申請の仕方は上の記事に書いてあるのでそちらを参照にしてください。
インターンの場合は、基本的に大学の外で働くことになります。インターンでは、最低1ヶ月以上働くことがことが求められている会社が多いので、冬休みや夏休みなどの長期休暇にインターンをする人は多いです。
インターンをするにはCPTが必要
F-1ビザの場合、インターンをするにはCurricular Practical Training (CPT)を申請しなければなりません。申請方法は、インターン先の会社にオファーレターをもらってから行うことができます。この申請は非常に簡単で、私の場合は約1日で終わりました。
CPTの申請手順は、インターン先の会社にオファーレターをもらい、
- アドバイザーと話してCPT申請に必要な書類をもらいます。
- 自分で記入する欄、アドバイザーが記入する欄、インターン先の会社の方が記入する欄、学校が記入する欄があるので、まず自分が記入する欄を記入してそのあとインターン先の会社に記入していただくことをお願いします。
- 自分が記入する欄とインターン先の企業の方の記入が終わったら、アドバイザーにその書類を送ります。
- 私の場合はアドバイザーが記入したあと学校側にメールでやりとりしてくれました。
- 学校側の確認が終わったら、インターンで働く会社の名前と期間が記入されているI-20を貰います。
これでCPTの申請は完了です。
費用
CPTの費用は、$450ぐらいですが、 インターンをすることでインターンのクラスを取ることができます。インターンのクラスは私の大学では他のクラスと同じで3単位もらえる上に、自分の専攻の必須選択のクラスとして取ることができます。なので、CPTにお金を払うというより、クラスにお金を払うということになります。
インターンシップのクラスとは
私の大学では、インターンシップをすると、インターンシップのクラスを取ることが可能です。大学や学部によりますが、ビジネス専攻の人は
- 1HOUR OF ACADEMIC CREDIT = 50 HOURS OF INTERNSHIP WORK
- 2HOURS OF ACADEMIC CREDIT = 100 HOURS OF INTERNSHIP WORK
- 3HOURS OF ACADEMIC CREDIT = 150 HOURS OF INTERNSHIP WORK
という形で、インターンの時間数によってもらえる単位数が異なります。専攻によっては卒業までにインターンシップをすることが必須となっているものもあります。
インターンシップをしても、インターンのクラスを取ることは必須ではありません。ですが、インターンシップのクラスは他の授業に比べて非常に簡単なので、もし留学先の大学でもインターンシップのクラスがあるようでしたらすごくおすすめです。
私の大学のインターンシップのクラスでは1週間に1つ課題があり、その課題では、近況報告を他の生徒とシェアするだけです。Discussion Boardというその授業の生徒全員が見ることができる場所に1週間を振り返って何が大変だったのかなどを書いてシェアします。
私のマーケティング専攻では、Marketing Electivesと言って、マーケティングの決められた授業を取らないといけない枠があります。
Marketing Electivesは全部で4つぐらいあリます。ここにインターンのクラスを入れることができますが、インターンをしない場合は全てマーケティングのクラスを取ることになります。
Marketing Electivesにあるクラスはどれも難しいクラスなので、そのうちの一つがインターンシップのクラスにできることは徳だと思います。
OPTとCPTの違いとは
OPTとは、Optional pre- or post-completion Practical Trainingの略で、大学卒業後に1年間働くことができる権利です。CPTが大学在学中に行うものに対して、OPTは基本的には大学終了後に行うものです。*Pre- completion Practical Trainingはあまり使っている人がいないので、Post- Practical Trainingについて紹介しますね。
OPTは仕事を見つける前でも申請することができます。OPTはCPTよりも申請が完了するまでに時間がかかるので、卒業90日前から卒業後60日まで申請することが可能です。
しかし、OPTのスタート日は卒業後60日以内となっています、また、OPTは開始から12ヶ月のみ有効です。
- パスポート(有効期限が6ヶ月以上あることが必須)
- I-20
- I-94
- I-765
- F-1ビザ
- OPTの申請用紙
- 証明写真2枚(オンラインで提出する場合は1枚)
- 費用$410ぐらい
オンラインでのOPTの申し込み方
- USCISのポータルのアカウント作成後ログインして、I-765 ApplicationというOPTを申し込むところがあるので、そちらをクリック
- I-765はPDFでダウンロードできますが、オンライン上だと、インタビュー形式で選んだり必要な情報を入れて次に進んだりしていくだけなので簡単です。
- I-765がOPTの申請フォームとなっていて、オンライン上で上記の必要書類をアップロードします。
- 写真は、アメリカのパスポートサイズ同じ2インチ✖️2インチです。アップロードして企画にあっていない場合は弾かれるので、OKが出るまでアップロードし直さなければなりません。
- 全ての書類を提出し、最後に$410払って完了です!人によってOPTカードが届くのにかかる時間はバラバラですが、1~2ヶ月ぐらい、遅くて3ヶ月ほどかかる場合もあります。
OPTのスタート日はいつにするべき??
1番の問題は、OPTの開始日を決めなければならないということです。仕事が見つかっていない状態で、OPTを申し込む人がほとんどなので、開始日をいつにするのか難しいと思います。
提案として、OPTを申し込む際に仕事が決まっていない場合、卒業から1−2ヶ月後に設定することをおすすめします。
理由は、余裕を持って仕事を見つけるためです。卒業して、OPTのスタート日から3ヶ月以内に仕事を見つけ、開始しなければならないことは変わらないのですが、OPTで働くことができる時間は設定した開始日からになってしまうので、12月に設定した場合はその次の年の12月までとなります。その場合、もし仕事を1月に見つけた場合、1ヶ月ほどOPTで働ける期間を失うことになります。
STEM OPTとは
STEM OPTとは、サイエンス系の専攻、Computer ScienceやEngineering, Mathなどの学位を持つ人が対象で、通常は1年間のみOPTをもらうことができるのですが、STEM OPTでは3年間のOPTを取得することができます。
インターンシップの探し方
インターンシップを探すのにおすすめなサイトをいくつか紹介しますね。主にアメリカで使われているお仕事を探すときにおすすめなサイトは
- Indeed
- HandShake
インターンシップだけでなく、仕事を探すのにこの3つのサイトは便利で、特にLinkedInで仕事を見つけている人が多いです。
LinkedInは、仕事を探せるだけでなく、その企業で働いている人と繋がることができます。仕事をLinkedInで探していると、私は自分の大学を登録しているので、企業を見ていて、ここの会社で同じ大学の人が働いているという情報が分かります。
日本ではあまりLinkedInは有名ではないですが、他のサイトよりも使いやすいなと個人的には思います。
Indeed
インディードは日本でも有名なので知っている方も多いと思います。Indeedもお仕事を探すときに非常に便利なサイトです。
HandShake
HandShakeは、大学生向けのサイトで、自分の大学、専攻、GPAを登録することができます。求人を見ている際に、その応募資格が自分の専攻やGPAにマッチしているのかも見ることができます。
レジュメを添削してもらおう
大学にはCareer Serviceと言って、インターンや卒業後の仕事を探すアドバイスをしてくれるサービスがあります。ここではレジュメをやカバーレターなどを添削してもらうことができるので、インターンや仕事を探している方は利用することをおすすめします。
まとめ
- CPTは大学を卒業する前のインターンなどに使うことができる
- OPTは一般的には卒業後に1年間働く時に使うことができる
- インターンを探す時におすすめのサイトはLinkedIn, Indeed, HandShake♪
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